ETF-JDRの分配金の課税

以下の2つのETFで分配金に対する課税が異なることに気付いた。

  • 1362 iシェアーズ 新興国債券ETF-JDR
  • 1583 iシェアーズ フロンティア株ETF-JDR(MSCIフロンティア100)

同じiシェアーズの外国株式だから、30% * 20.315% と思ってた。
これは誤り。以下のようになる。

そもそも、上記の税率は <現地国での課税> + <国内での課税> から求められる。
30%の部分はあくまでも米国で課税をされた場合。
また、iシェアーズのETFでもファンドの籍が異なるケースがある。

米国以外の場合、<現地国での課税>がなくなり<国内での課税>のみになるケースがある。
「1362 iシェアーズ 新興国債券ETF-JDR」の場合は、上記のケースにあたり、<国内での課税>のみになる。

※「<現地国での課税>がなくなる」の理由は、二国間租税条約に基づいて、居住国でのみ課税されることと推測しています。

ちなみに、NISAの場合は、<国内での課税>も非課税になるので、結果として0%になる。

以下の資料を参考にしつつ、内容に注意をして記載をしています。
本当に困っている場合は、この記事をあてにせず専門家に相談しましょう。

Posted at : 2017-09-17 09:48:28 / Category : money

日銀当座預金の利息はどこから捻出するのか?

当座預金のマイナス金利適用残高、当初は10兆円程度
http://jp.reuters.com/article/boj-idJPKCN0VC0UJ

記事見てて、210兆円も当座預金あって利息0.1%って
利子だけで2100億円なんだけど、どーやってまかなってるの?と気になった。
そういえば、日銀って上場してるわけだしIR的なものはあるよね、と
調べてみるとあったあった。

平成26年度業務概況書 :日本銀行 Bank of Japan
http://www.boj.or.jp/about/activities/act/act15.htm/

単位が億円で書かれてて、もう何がなんだかわからないけど
要点だけ見てみると以下のようになる。

平成26年度の損益の状況についてみると、経常利益は、前年度比4,331億円増益の1兆7,137億円となった。
(日本銀行 平成26年 業務概況書 33ページより引用)

内訳は国債で1兆円、為替の損益で700億円。国債の利回りは0.443%とのこと。
これだけ巨額の運用していると、0.4%の利回りでもすごい額になるんだな…。

ちなみに、余剰金がどうなるかと気になったけど、
(上場しているので)配当金、準備金と差し引いて、残りは国庫に納付するんだね…。

法人税、住民税及び事業税を差し引いた後の当期剰余金は、前年度比2,847億円増加の1兆90億円となり、ここから法定準備金積立額
2,522億円(当期剰余金の25%相当額)、配当金(500万円、払込出資金額の年5%の割合)を差し引いた残額7,567億円を国庫に納付することとした。
(日本銀行 平成26年 業務概況書 33ページより引用)

運用金額は、図表19から270兆円、ざっくり年金の倍の金額を運用していることになるのね。
こうやってお金の流れを見てると面白い。

Posted at : 2016-02-03 22:29:20 / Category : money

海外キャッシングの比較

海外キャッシングの方法として代表的な方法 + Sony Bank Walletでの比較をしてみた。
代表的な方法としては以下のとおり。

  • 両替(Travelex)
  • クレジットカード(楽天, VISA)
  • 国際キャッシュカード(新生銀行)
  • Sony Bank Wallet

使用したシートは以下においておきました。
間違えなどありましたら、ご指摘いただけるとありがたいです。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Ajvtjo-JnyEUyQSWqPV-cgys2ZtKmaAYk3vqW49QF4A/edit#gid=0

結果はというと以下のような感じ。

  1. Sony Bank Wallet
  2. クレジットカード(ただし、キャッシング金利がかかるため、すぐに繰り上げ返済すること)
  3. 両替
  4. 国際キャッシュカード

クレジットカードは注釈の内容が重要。
キャッシング金利が高いので、明細に載ったらすぐに繰り上げ返済しないとダメ。
両替は意外と悪く無いかも?ただ、お店によるので一概には何とも。お金持ち歩くリスクもあるしね…。

そうなると、Sony Bank Walletが良い、という結論になりそうだけど、実際問題としてどこまで差があるか?

実際に海外でキャッシングしてみると、犯罪防止のためか1度におろせる金額が
決まっていたりして、実はATMの手数料が…という話もある。
また、差がつくと行っても短期の旅行だと言っても1000円程度でしょう。

トータルで見ると、個人的にはSony Bank Walletか割高でも国際キャッシュカードあたりが
一番面倒ごとが少なくて良いのかなと思いますね。

Posted at : 2016-01-17 12:15:44 / Category : money

Sony Bank Walletが面白そう

ソニー銀行が「Sony Bank Wallet」という海外向けの面白い商品を出していた。
気になったのは以下の2点。

  • VISAデビット
  • 外貨預金口座から直接出金できる

海外で現地通貨をおろす場合、クレジットカードを使うようにしている。
ただ、これがいろいろと落とし穴があって、結構気を使うことが多い。

  • クレジットカードのキャッシングにあたるため、金利がついてしまう
    • 金利がつくことは良いんだけど、アレコレ考えるのが面倒…
  • スキミングのリスクがある

VISAデビットであれば、即時決済になるので金利の問題もないし、
スキミングは口座の残高の範囲なので良い。

後は後者の外貨預金口座からの直接出金、
今ちょうど円高進行というのもあって興味が湧いてくる。

他のカードとの比較をしてみようかな。

Posted at : 2016-01-17 11:53:23 / Category : money