当座預金のマイナス金利適用残高、当初は10兆円程度
http://jp.reuters.com/article/boj-idJPKCN0VC0UJ
記事見てて、210兆円も当座預金あって利息0.1%って
利子だけで2100億円なんだけど、どーやってまかなってるの?と気になった。
そういえば、日銀って上場してるわけだしIR的なものはあるよね、と
調べてみるとあったあった。
平成26年度業務概況書 :日本銀行 Bank of Japan
http://www.boj.or.jp/about/activities/act/act15.htm/
単位が億円で書かれてて、もう何がなんだかわからないけど
要点だけ見てみると以下のようになる。
平成26年度の損益の状況についてみると、経常利益は、前年度比4,331億円増益の1兆7,137億円となった。
(日本銀行 平成26年 業務概況書 33ページより引用)
内訳は国債で1兆円、為替の損益で700億円。国債の利回りは0.443%とのこと。
これだけ巨額の運用していると、0.4%の利回りでもすごい額になるんだな…。
ちなみに、余剰金がどうなるかと気になったけど、
(上場しているので)配当金、準備金と差し引いて、残りは国庫に納付するんだね…。
法人税、住民税及び事業税を差し引いた後の当期剰余金は、前年度比2,847億円増加の1兆90億円となり、ここから法定準備金積立額
2,522億円(当期剰余金の25%相当額)、配当金(500万円、払込出資金額の年5%の割合)を差し引いた残額7,567億円を国庫に納付することとした。
(日本銀行 平成26年 業務概況書 33ページより引用)
運用金額は、図表19から270兆円、ざっくり年金の倍の金額を運用していることになるのね。
こうやってお金の流れを見てると面白い。