普段自分はサクラエディタというテキストエディタを使っています。
まぁ、このエディタ自体は、ソースコードの色分け表示ができたり、
文字コードの変換とか、改行コードの変換とか、簡単にできて、
非常に重宝しています。
Japanese Text Editor
http://sakura-editor.sourceforge.net/
さて、今回、ファイルを保存するときの初期ディレクトリを
デスクトップにする、というのと、ファイルを保存するときの
初期拡張子を"txt"にする、という二つの設定をできないかと、
いろいろと探してみたのですが、そのような設定が
見当たらなかったので、まぁ、面倒だからソースコードレベルで
設定しようと思い、やってみました。
んで、まぁ、前置きが長くなったけど、以下そのときのメモ。
一応、作業を行った環境を書いておくと、
Windows XP Professional SP2
Visual Studio 2005 Professional
サクラエディタのリビジョン:969
です。
多分、以下で行うような作業だけなら、
Visual C++ 2005 Express + Platform SDK
の環境でも、おそらく(未確認)できると思います。
まず、ソースコードは、上記のサイトのSubversionの
Repositoryからチェックアウト。
このとき、TortoiseSVNがインストールされていると
「TortoiseSVNで最新のソースコードをサクラエディタ開発Trunkからチェックアウト」
と書いてあるところをクリックするだけでチェックアウトできます。
チェックアウトするときに、証明書云々と問われますが、
問題ないと確認したら、先に進んでチェックアウトを行ってください。
チェックアウトが完了したら、Visual Studioでソリューションを
開いて、「CDlgOpenFile.cpp」を開きます。
そして、以下の箇所をそれぞれ修正。
・ファイルを保存するときの初期ディレクトリをデスクトップにする
911行目をコメントアウト。
//mofn.lpstrInitialDir = mszInitialDir;
以下のソースをコメントアウトした行の次の行に挿入。
意味は、デスクトップのパスを取得(SHGetFolderPath)して、
OPENFILENAME構造体の変数 m_ofn の lpstrInitialDir に渡す。
char DesktopPath[255] = "";
SHGetFolderPath(NULL,CSIDLDESKTOP,NULL,0,DesktopPath);
mofn.lpstrInitialDir = DesktopPath;
・ファイルを保存するときの初期拡張子を"txt"にする
922行目の記述を以下のように変更。
意味は、OPENFILENAME構造体の拡張子が指定されなかった場合に
自動的に付加する拡張子を指定する変数、lpstrDefExt の値を変更。
m_ofn.lpstrDefExt = "";
↓
m_ofn.lpstrDefExt = "txt";
以上でそれぞれの変更が完了。
後は、コンパイルして、確認して、Releaseに変更して、
再度コンパイルして、以上で完了です。