ふと、Releaseビルドでコンパイルされたプログラムファイルを、
エディタで見ていたら気づいたのだけど、プログラムの中に
デバッグデータベースファイルのパスが含まれてしまっている。
これって、人によっては問題じゃないのだろうか。
Visual Studioのプロジェクトフォルダの規定値ってのは、
C:\Documents and Settings<UserName>\My Documents\Visual Studio 2005\
となっていて、これ以下のディレクトリに
各プロジェクトファイルなどが生成される。
そして、デバッグデータベースファイルは、さらに、
各プロジェクトの下のディレクトリに生成される。
このとき、見てもらえればわかるとおり、
ユーザー名が含まれてしまっている。
つまり、本来はハンドルネームとかで活動している人が、
気づかないうちに実名がばれてしまう、ということが
起きてしまうのではないか、と私は考えた。
ただ、こんなの自分が気づいたのが最初ってことでもないだろうし、
知ってる人は既に知っていると思うんですがどうなんでしょうか。
ためしに、いくつかの実行ファイルを検査してみたところ、
実名までとはいかずとも、違うハンドルネームが取得できたものもあった。
ただ、これだけだと、意味がないので、これを防ぐための方法。
プロジェクトのプロパティを開いて、「リンカ」→「デバッグ」と開いて、
「デバッグ情報の生成」を無効にする。
以上で完了。
MSDNでのこの情報については、
PDB ファイル (C++)
http://msdn2.microsoft.com/ja-jp/library/yd4f8bd1(VS.80).aspx
を、参照してください。